知識をいかに体系化するか
—知と行動⑦—言語間の差,特に日本語と英語の隔たり
諏訪 邦夫
1
1帝京短期大学
pp.1066-1067
発行日 2015年10月1日
Published Date 2015/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200414
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日本人は英語が苦手というのが定説ですが,でも果たして「英語だけが苦手」なのでしょうか。それとも「外国語は一般に苦手」なのでしょうか。「日本は島国で,外国との接触が乏しかったから…」「日本は単一民族で言語による情報交換をしなくても互いにわかり合えるから」という理屈もありそうです。確かに「男は黙って…」という風土があります。言語不明瞭な大平総理や,言語明瞭意味不明瞭な竹下総理といった首相が日本にはかつて存在しました。
今回は,言語距離という概念を使用して,学びやすい言語やマスターしやすい言語とそうでない言語の関係を検討します。
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