連載 ABCD sonography
Dysfunction:視神経鞘エコー
貝沼 関志
1
1名古屋大学医学部附属病院 外科系集中治療部
pp.934-937
発行日 2015年9月1日
Published Date 2015/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200384
- 販売していません
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
救急室での頭部外傷や集中治療室での肝不全,髄膜炎など,頭蓋内圧亢進を疑う病態の場合,通常はCT所見からの推定および適応があれば頭蓋内圧intracranial pressure(ICP)センサー挿入によるモニタリングを行うが,侵襲的である(メモ)。最近,いくつかの研究1,2)で,ICPの直接測定値と視神経鞘径optic nerve sheath diameter(ONSD)測定値が良好な相関関係を有する(図1)ことが報告され,ベッドサイドで非侵襲的に簡単にICPをモニタリングできる検査として,超音波でのONSD測定が提案されている。
Copyright © 2015, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.