連載 昼下がりの薬膳 食・薬・医
緩和ケア:患者・家族の食の意義~栄養介入のあり方
落合 由美
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1国立がん研究センター東病院 栄養管理室
pp.597-599
発行日 2014年6月1日
Published Date 2014/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101102154
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緩和ケアのなかの栄養ケア
従来,緩和ケアは「看取りの医療」と思われがちでしたが,現在では,終末期のみならず,癌などの疾患が診断された早期から行われることが重要とされています(図1)。
世界保健機関(WHO)は,2002年に緩和ケアを以下のように定義しています。
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