特集 小児訪問看護の基本を学ぶ
家族への対応・ケアのあり方
渡辺 慶子
1
1前,聖路加看護大学大学院
pp.397-401
発行日 2003年5月1日
Published Date 2003/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100673
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はじめに
急速な医療技術の進歩に伴い,医療機器を装着し,医療処置を継続して必要としながら生活する子どもたちが増加してきている。しかし,社会の少子高齢化が進み,核家族が増加し,こうした子どものケアは家族,特に母親にとって多大な負担となっている。子どもの介護は家族が行なうものだという考えが,社会的にも,また家族自身にも当たり前となっており,家族は「自分たちが頑張らなくてはいけない」という思いを抱えて毎日を送っている。そのような家族の頑張りに対して,訪問看護師が支援していく上でのあり方とその実際を紹介する。
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