連載 ドクトル・タカサキの遊々自適なワークライフ 糧になる余暇の使い方教えます:第16回
釣りも仕事も段取りが大事?
高崎 眞弓
1
1九州保健福祉大学総合医療専門学校
pp.402-403
発行日 2014年4月1日
Published Date 2014/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101102110
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朝活のススメ
インド医学の「アーユルヴェーダ」をご存じだろうか。約5000年前にインドで誕生して,今も利用されている伝統療法で,健康を維持して,幸福に寿命をまっとうするための健康医学である。日本にも紹介されているが,あまり知られていない。「アーユルヴェーダ」によると,夜遅くまで起きていて,朝起きるのが遅いのは,健康によくない。起きるのが遅くなると,忙しいまま緊張して1日をスタートすることになる。それよりは,ちょっと早く起きて,余裕をもって1日をスタートするほうが,心と体の健康によい。日の出の96分前に起きるのが最適らしい。それから,体を洗い清め,歯磨きをして,早朝の時間を有効に過ごす。この時間は,勉強に向いているとか。
冬の宮崎の日の出は7時過ぎである。いつも晴れているので,毎日神々しい日の出を眺めているが,夏に日の出を拝むのは,あまりにも早すぎて少々大変だ。「アーユルヴェーダ」は,もっともらしいことを多々述べているが,無理難題もある。例えば,排泄物を大腸に長くとどめておくのはよくないので,1日2回排便するのがよいと言う。習慣をつけると,できるようになると言うが,本当だろうか。
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