ミニテクニック
釣りにまつわる診療ポイント
向原 茂明
1
Shigeaki Mukohbara
1
1国立長崎中央病院内科
pp.197
発行日 1992年3月15日
Published Date 1992/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900368
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離島の病院に勤務して早々のことです.
症例1 「おこぜ*に刺された!」と患者さんが飛び込んで来ました.よほど痛いのか,油汗がにじんでいます.血圧などバイタルサインをチェックして異常ないことを確認後,ペンタゾンを15mgl.V.しましたが,痛みはさほどとれません.インダシン座薬も使いましたが,効果ありません.そこへ先輩医師が通りかかり,刺された部位に1%のキシロカインを局注したところ,たちまち苦渋に満ちていた患者さんの顔が和らいでいきました.
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