徹底分析シリーズ デクスメデトミジンと鎮静
非麻酔科医に向けた鎮静教育の重要性―鎮静・鎮痛のプロとして指導者的かかわりを
安宅 一晃
1
Kazuaki ATAGI
1
1大阪市立総合医療センター 集中治療部
pp.236-239
発行日 2014年3月1日
Published Date 2014/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101102067
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日本医学シミュレーション学会は,2010年から米国麻酔科学会(ASA)による非麻酔科医のための鎮静・鎮痛のガイドライン1)の紹介を含めた具体的なトレーニングプログラムとして「鎮静コース」(SEDコース)を開発し,展開している2)。そして,そのSEDコースを開催するなかで,さまざまな現場での問題が明らかになってきた。この現状を踏まえて本稿では,侵襲的な処置時の鎮静に限って,非麻酔科医に対する鎮静教育の重要性と麻酔科医がいかにかかわるべきか,さらにデクスメデトミジン(DEX)の有効性について概説する。
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