特集 「小児の鎮痛・鎮静」を実践するためのTIPS
小児における鎮痛・鎮静 鎮静の実際 緩和的鎮静 死が近づいたときの治療抵抗性の苦痛に対する鎮静
永山 淳
1
1国家公務員共済組合連合会浜の町病院 緩和医療内科
キーワード:
意思決定
,
緩和ケア
,
コミュニケーション
,
催眠剤と鎮静剤
,
医療従事者-家族関係
,
小児保健医療サービス
,
精神鎮静法
,
臨床倫理
,
苦痛
Keyword:
Hypnotics and Sedatives
,
Child Health Services
,
Communication
,
Psychological Distress
,
Palliative Care
,
Decision Making
,
Professional-Family Relations
,
Ethics, Clinical
pp.975-978
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020346825
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<Key Points>(1)小児においても、死が近づいたときに耐え難い治療抵抗性の苦痛が存在すると考えられる。(2)緩和的鎮静(palliative sedation)は、苦痛緩和のための最後の切り札として位置づけられる。(3)小児領域での緩和的鎮静のエビデンスや経験は十分でなく、今後の知見の蓄積が期待される。(4)緩和的鎮静の実施にあたっては、医学的・倫理的検討を多職種で行う。本人・家族とも治療・ケアのゴールに関するていねいなコミュニケーションが求められる。
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