症例検討 脊椎手術2
特発性側彎症手術―小児患者でも,MEPが消失した場合のwake up testの説明は確実に
博多 紗綾
1
,
林 行雄
1
Saya HAKATA
1
,
Yukio HAYASHI
1
1大阪大学医学部附属病院 麻酔科
pp.386-389
発行日 2013年4月1日
Published Date 2013/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101804
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症例
12歳の女児。身長150cm,体重45kg。1年ほど前から,時々背中の痛みを訴えていたが,中学入学時,健診で側彎症を指摘され来院。最近は,クラブ活動で剣道を行うと息が切れるようになった,と言っている。脊椎X線写真では,Th5~Th12に83°(右に凸),Th12~L4に73°(左に凸)の変形を認め,脊椎矯正術が予定された。術前の自己血貯血が800mLある。ヘモグロビン(Hb)値は11.5g/dL。
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