症例検討 脊椎手術1
肥満を合併する後縦靭帯骨化症の椎弓形成術―気道管理に細心の注意を払い,抜管時にはカフリーク圧の測定を行う
石橋 克彦
1
,
石川 輝彦
1
Katsuhiko ISHIBASHI
1
,
Teruhiko ISHIKAWA
1
1千葉大学医学部附属病院 麻酔・疼痛・緩和医療科
pp.278-282
発行日 2013年3月1日
Published Date 2013/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101777
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症例
68歳の男性。身長165cm,体重80kg。半年ほど前から手足の指先のしびれを伴う疼痛を訴えていた。2か月前から歩行時に足が引っかかるような感じが出現し,1週間前からボタンがうまく留められなくなったため来院。MRIにて,C5~C7にかけての後縦靭帯骨化症を指摘された。手術は後方アプローチによるC4~Th1にかけての椎弓形成術が予定された。術前検査にて,未治療の耐糖能異常(空腹時血糖160mg/dL,HbA1c 7.3mg/dL)が指摘された。
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