徹底分析シリーズ デスフルラン2
十分な鎮痛の併用でデスフルランは輝く―呼吸器合併症のリスクや交感神経刺激作用を考慮した管理を
金田 徹
1
,
鈴木 利保
1
Toru KANEDA
1
,
Toshiyasu SUZUKI
1
1東海大学医学部外科学系 麻酔科
pp.112-115
発行日 2013年2月1日
Published Date 2013/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101741
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新しい吸入麻酔薬デスフルランが,2011年7月に発売された。東海大学医学部付属病院では2011年末にデスフルランが院内採用され,19室中10室に気化器を導入,臨床使用が可能となった。デスフルランは最小肺胞濃度(MAC)が高く,生体内で非常に安定し,導入・覚醒が速いという臨床的特徴をもつ。臨床使用にあたり,その有用性を検討するとともに,安全対策の見地から,薬理学的,薬物動態学的な特徴,その投与法,注意点などを十分理解することから開始した。
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