徹底分析シリーズ デスフルラン1
小児にデスフルランを積極的に使用すべきか?―気管挿管下に十分な麻酔深度を保ちつつ,オピオイドの併用が必要
新山 幸俊
1
,
山蔭 道明
1
Yukitoshi NIIYAMA
1
,
Michiaki YAMAKAGE
1
1札幌医科大学医学部 麻酔科学講座
pp.42-46
発行日 2013年1月1日
Published Date 2013/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101725
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日本でも2011年8月より,デスフルラン(スープレンⓇ,バクスター社)が臨床使用できるようになった。セボフルラン以来,実に21年ぶりの新しい吸入麻酔薬である。現在,プロポフォールによる全静脈麻酔が全身麻酔管理の主流となりつつあるが,新たな吸入麻酔薬の登場は,この流れを変えるインパクトとなり得るだろうか?
吸入麻酔薬による全身麻酔管理が主に行われている対象として,小児症例がある。そこで本稿では,小児に対してデスフルランを使用する意義,そして使用する際の注意点について解説する。
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