症例検討 鎮静
術後の不穏:抗うつ薬の影響を考慮し,十分な鎮痛と譫妄の早期発見,早期治療に努める
前川 謙悟
1
,
後藤 倶子
2
MAEKAWA, Kengo
1
,
GOTO, Tomoko
2
1熊本中央病院 麻酔科
2伊東歯科口腔病院 麻酔科
pp.172-176
発行日 2011年2月1日
Published Date 2011/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101145
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症例
71歳の男性。身長164cm,体重66kg。検診で早期胃癌と診断され,胃切除術が予定された。3年前からうつ病と診断され,現在,イミプラミンを服用している。不眠時にはトリアゾラムを服用している。術前の血圧は150/80mmHgであったが,特に降圧薬は服用していない。20本,30年間の喫煙歴がある。検査所見上,特記すべき所見はない。
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