投稿論文 症例対照研究
全身麻酔症例におけるプロポフォールとデスフルランの併用麻酔の検討 後ろ向きコホート研究
大嶋 進史
1
,
青木 善孝
,
川崎 洋平
,
仕子 優樹
,
永田 洋一
1浜松医科大学医学部附属病院 集中治療部・麻酔科
キーワード:
Propofol
,
コホート研究
,
静脈麻酔
,
全身麻酔
,
発生率
,
ロジスティックモデル
,
後向き研究
,
併用麻酔剤
,
術後悪心・嘔吐
,
Desflurane
Keyword:
Anesthesia, General
,
Anesthesia, Intravenous
,
Retrospective Studies
,
Incidence
,
Cohort Studies
,
Logistic Models
,
Propofol
,
Desflurane
,
Anesthetics, Combined
,
Postoperative Nausea and Vomiting
pp.995-1000
発行日 2022年9月10日
Published Date 2022/9/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022285100
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全身麻酔症例を対象にプロポフォールを用いた全静脈麻酔(total intravenous anesthesia:TIVA)群(n=306)とデスフルランとの併用麻酔群(n=34)で麻酔薬投与終了から抜管に要した時間と術後24時間の術後悪心・嘔吐(postoperative nausea and vomiting:PONV)発生率を後ろ向きコホート研究で比較した。抜管に要した時間は併用群でTIVA群より有意に短く(467±235 vs 607±306sec、P=0.01)、PONV発生率は2群間で有意差を認めなかった(オッズ比0.8[95%信頼区間:0.3-2.2]、P=0.8)。併用麻酔はTIVAより抜管時間を短縮し、PONV発生率も増加させない可能性が示唆された。
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