症例検討 耳鼻科手術の麻酔
鼓室形成術:難聴患者の不安を取り除き,早期覚醒と十分な麻酔深度が得られる麻酔法を選択
上田 雅史
1
,
重見 研司
1
Masashi UEDA
1
,
Kenji SHIGEMI
1
1福井大学医学部 麻酔科蘇生科
pp.794-797
発行日 2008年8月1日
Published Date 2008/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100167
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症例
25歳の男性。身長175cm,体重65kg。幼少期から中耳炎を繰り返し,聴力低下も認め,慢性中耳炎の診断のもと,1年前に右鼓室形成術の既往があり,今回左の鼓室形成術も予定された。しかし,1回目の手術後,嘔吐がひどく,また眩暈も伴ったため,本人は手術を躊躇している。
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