徹底分析シリーズ 周術期の輸血療法
コラム:「危機的出血への対応ガイドライン」と「産科危機的出血への対応ガイドライン」作成の背景と今後の方向性
稲田 英一
1
Eiichi INADA
1
1順天堂大学医学部 麻酔科学・ペインクリニック講座
pp.1160-1163
発行日 2012年11月1日
Published Date 2012/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101672
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日本麻酔科学会と日本輸血・細胞治療学会が合同で作成した「危機的出血への対応ガイドライン」が発表されたのは,2007年のことである。上記2学会および,日本産科婦人科学会,日本産婦人科医会,日本周産期・新生児医学会の合計5学会が合同で作成した「産科危機的出血への対応ガイドライン」が発表されたのは,2010年4月のことである。
本稿では,これらのガイドラインが作成された背景や議論となった点,そしてこれからの方向性について述べる。これらのガイドラインの詳細については,日本麻酔科学会のホームページ≪http://www.anesth.or.jp/≫を参照されたい。
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