徹底分析シリーズ ニューロモデュレーションと鎮痛
―慢性痛治療の発展とこれから―ECTからrTMSへ,そしてP-RFが痛みの治療を変える
福井 弥己郎
1
Mikio(Sei) FUKUI
1
1滋賀医科大学附属病院 ペインクリニック科
pp.598-603
発行日 2012年6月1日
Published Date 2012/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101551
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本稿で取り上げる電気痙攣療法electroconvulsive therapy(ECT)と反復的経頭蓋磁気刺激repetitive transcranial magnetic stimulation(rTMS)法は,脳レベルでのニューロモデュレーション治療である。また最近,パルス高周波法pulsed radiofrequency(P-RF)が新しい脊髄神経,末梢神経レベルでのニューロモデュレーションとして飛躍的な進歩を遂げている。
本稿では,これらの治療法の鎮痛メカニズム,適応,有害反応を概説するとともに,実際の症例も紹介する。
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