徹底分析シリーズ ニューロモデュレーションと鎮痛
―MCS電極留置術の麻酔管理―MEPモニターへの影響に配慮した麻酔法を選択する
歌田 浩二
1
,
松本 美志也
1
Kohji UTADA
1
,
Mishiya MATSUMOTO
1
1山口大学大学院医学系研究科 麻酔・蘇生・疼痛管理学分野
pp.588-591
発行日 2012年6月1日
Published Date 2012/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101549
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薬物療法やほかの神経刺激療法が奏効しない難治性疼痛の治療として,頭蓋内の神経刺激療法が行われることがある。大脳皮質運動野刺激motor cortex stimulation(MCS)療法と視床感覚中継核や第三脳室周囲灰白質を刺激する脳深部刺激deep brain stimulation(DBS)療法は,前向きの無作為化臨床試験ではないものの,難治性疼痛への効果が多く報告されている1~4)。
本稿ではMCS電極留置術における麻酔管理について解説する。
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