症例検討 電気刺激装置植込み術の麻酔
人工内耳植込み術の麻酔―術前評価や合併症のコントロールは万全に
濵野 裕子
1
,
内野 博之
1
Hiroko HAMANO
1
,
Hiroyuki UCHINO
1
1東京医科大学 麻酔科学講座
pp.514-519
発行日 2012年5月1日
Published Date 2012/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101533
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症例
2歳の男児。身長90cm,体重13kg。生後10か月時に,流行性耳下腺炎による髄膜炎に罹患した既往がある。1歳時に,会話による呼びかけに対する応答や発語の拙劣さを指摘され,耳音響放射(OAE)検査と聴性脳幹反応(ABR)検査にて内耳機能の異常を指摘された。CTでは内耳の奇形は見いだされなかった。今回,人工内耳植込み術を行うことになった。
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