症例検討 電気刺激装置植込み術の麻酔
Parkinson病患者の脳深部刺激装置留置術の麻酔―プロポフォールを調節して症状確認をしつつ,一期的手術で
徐 民恵
1
,
祖父江 和哉
1
MinHye SO
1
,
Kazuya SOBUE
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科 麻酔・危機管理医学分野
pp.508-512
発行日 2012年5月1日
Published Date 2012/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101532
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症例
64歳の女性。身長155cm,体重81kg(BMI 34)。30年来のParkinson病に対して,両脳深部刺激装置植込み術が予定された。20年前に視床破壊術を受けたがジスキネジアが進行し,術前Hoehn & Yahr分類で重症度5。呼吸機能検査では混合性肺障害を認めた。動脈血液ガス分析の結果,pH 7.42, PaCO2 42mmHg,PaO2 71mmHg,BE 2.9 mmol/Lであった。
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