鏡下咡語
人工内耳と人工中耳―その開発をめぐって
柳原 尚明
1
1鷹の子病院耳鼻咽喉科,中耳手術センター
pp.429-432
発行日 2007年5月20日
Published Date 2007/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411101061
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Ⅰ.はじめに
難聴,特に感音難聴を克服することは耳鼻咽喉科医の夢であり使命である。人工内耳,人工中耳はわれわれの夢と使命を叶えてくれる有力な武器であり,耳鼻咽喉科の未来に明るい展望を開くものである。幸いにも私はこの新しい戦略的医療の発展を始めからみることができ,また自分自身もその歴史のなかで活動することができて多くのことを学んだ。ここにその一端を述べて読者の参考に供したい。
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