Japanese
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特集 新しい治療機器
≪耳科≫
人工中耳・人工内耳
Middle ear implant/Cochlear implant
工 穣
1
Yutaka Takumi
1
1信州大学医学部耳鼻咽喉科
pp.10-15
発行日 2015年1月20日
Published Date 2015/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200481
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POINT
●外耳・中耳疾患および外耳道閉鎖症による伝音・混合性難聴に対して有効な人工中耳が開発されている。
●人工中耳は,骨導閾値が上昇した混合性難聴症例に対しても,特に高音域にて骨導閾値を超える良好な聴取閾値が得られる。
●高音急墜型または高音漸傾型感音難聴に対して,低周波数帯域は補聴器の音響刺激で,高周波数帯域は人工内耳の電気刺激で音を伝える残存聴力活用型人工内耳が保険適用となっている。
●残存聴力活用型人工内耳の埋め込み手術で残存聴力を温存するためには,正円窓膜からのアプローチで挿入する必要がある。
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