症例検討 癌治療と麻酔
上行結腸癌―動的指標で輸液の反応性を確認 血圧上昇確認後の導入が望ましい
山川 美樹子
1
,
星 光
1
YAMAKAWA, Mikiko
1
,
HOSHI, Hikaru
1
1山形県立中央病院 麻酔科
pp.314-318
発行日 2012年3月1日
Published Date 2012/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101492
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症例
82歳の女性。身長148cm,体重38kg。2日前より下腹部痛があり,入所介護施設から夜間緊急で来院した。CRP 8.6mg/dL,白血球数(WBC)9800/μL,筋性防御ややあり。Hb 10.0mg/dL,BUN 32mg/dL,Cr 1.5mg/dL。虫垂炎を疑って経過をみたが,炎症反応の上昇があったため,緊急開腹術となった。家族は遠方にいて来院していない。認知症はない様子である。
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