今月の主題 盲腸・上行結腸の診断
座談会
盲腸・上行結腸の診断
狩谷 淳
1
,
武田 儀之
2
,
酒井 義浩
3
,
平塚 秀雄
4
,
小林 世美
5
,
馬場 正三
6
,
武藤 徹一郎
7
,
喜納 勇
8
,
石川 誠
9
,
熊倉 賢二
10
1千葉大学・第1内科
2九州大学・放射線科
3東京医科大学・内科
4東京都・平塚胃腸病院
5愛知県がんセンター・内科
6慶応義塾大学・外科
7東京大学・第1外科
8東京大学病院分院・病理科
9東北大学・山形内科
10慶応義塾大学・放射線診断部
pp.902-916
発行日 1974年7月25日
Published Date 1974/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403111953
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石川(司会) 今目は盲腸及び上行結腸の診断ということで,各パートのご専門の先生方にお集まりいただいて,それぞれのお立場から診断のポイントとか,コツといったようなものを中心に,忌憚のないお話を承りたいと思います,
盲腸というのは,そういう意味ではないんでしょうが,盲点の盲という字を使っています.従来は疾患数もMagenと比べてDarm全体は少ないわけです.もちろんレントゲンは従来からありましたが,わが国の内視鏡の非常な世界的に誇るべき進歩によりまして,このへんも,いわゆるblindなDarmでなくなったということになったわけなんです.Magenはもう行きつくところまで行きついたという感じで,今後はDarmのほうにどうしても焦点が移る趨勢にありますし,そういう意味においても大いにこれから検討しなければならない領域だと思います.
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