Japanese
English
臨床報告
下行結腸癌イレウスにより上行結腸穿孔をきたした1例
A study of descending colon cancer leading to perforation of the ascending colon
坂本 一博
1,2
,
鶴岡 優子
1,2
,
五藤 倫敏
2
,
武田 良平
2
,
大内 昌和
1,3
,
市川 純二
1
Kazuhiro SAKAMOTO
1,2
1市川胃腸科外科病院
2順天堂大学医学部下部消化管外科
3順天堂大学医学部附属浦安病院外科
キーワード:
大腸癌
,
イレウス
,
大腸穿孔
Keyword:
大腸癌
,
イレウス
,
大腸穿孔
pp.555-558
発行日 2008年4月20日
Published Date 2008/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102110
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はじめに
大腸癌による大腸穿孔の頻度は2.7~7.8%と報告されており1,2),穿孔部位により①病巣部の穿孔,②腫瘍の口側穿孔,③腫瘍の肛門側穿孔の3つに分類される2).しかし,そのほとんどが腫瘍近傍の穿孔である.
今回,われわれは下行結腸癌による大腸イレウスで,上行結腸に漿膜断裂と穿孔を認めた症例を経験したので報告する.
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