徹底分析シリーズ 素朴な疑問―これにて35件落着!
35件目―硬膜外カテーテル刺入がうまくなるコツは何か
伊良波 浩
1
IRANAMI, Hiroshi
1
1日本赤十字社和歌山医療センター 麻酔科
pp.473
発行日 2011年5月1日
Published Date 2011/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101236
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周術期に施行する硬膜外ブロックのほとんどは,カテーテル留置下で行われます。カテーテルの正しい留置は,手術中あるいは術後の鎮痛をより効果的に行うためには必須ですが,経験年数の浅い研修医にとっては一つの大きな関門でしょう。癒着があれば別ですが,解剖学的な特徴として,黄靭帯の穿刺が正中に近くないとカテーテルの留置はスムーズにはいきません。整形外科の脊椎手術では必ず撮影されているMRIなどを,じっくり見れば理解できるでしょう。
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