徹底分析シリーズ 素朴な疑問―これにて35件落着!
33件目―硬膜外鎮痛法はいつまで続けるべきか
高橋 正裕
1
,
古家 仁
1
TAKAHASHI, Masahiro
1
,
HURUYA, Hitoshi
1
1奈良県立医科大学附属病院 緩和ケアセンター
pp.468-469
発行日 2011年5月1日
Published Date 2011/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101234
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
●日本における硬膜外術後疼痛管理
2009年10月,POPS(post operative pain service)研究会は,日本の術後疼痛管理がどのように行われているか,全国調査を行った(全麻酔科認定病院1150施設中481施設が回答:有効回答率41.8%)。
この調査で,日本における平均的な硬膜外術後疼痛管理は,
①ディスポーザブル自己調節鎮痛(PCA)装置を使用
②0.2%ロピバカイン300mLを充塡し,フェンタニル0.3mg/日を混合する
③持続投与は4mL/hr, PCAは3mL/回(充塡時間は30分もしくは60分)
④薬物がなくなる術後2~3日目(48~72時間後)にカテーテル抜去
というものであることがわかった。
Copyright © 2011, "MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD." All rights reserved.