徹底分析シリーズ 素朴な疑問―これにて13件落着!
4件目―気化器の構造はどのようになっているのか
田中 成和
1
,
足立 健彦
1
TANAKA, Shigekazu
1
,
ADACHI, Takehiko
1
1田附興風会医学研究所北野病院 麻酔科
pp.214-215
発行日 2011年3月1日
Published Date 2011/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101156
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気化器vaporizerとは,揮発性麻酔薬(イソフルランやセボフルラン)などを気化させる装置である。エーテルインヘラーやカッパーケトル型などの初期の単純な構造のものから進化し,現在では後述する可変式バイパス気化器が主流となっている。
なお,米国では90年代から使用されているが,日本では未承認*1である揮発性麻酔薬のデスフルランについては,沸点が非常に低いため(760mmHgにおける沸点が22.8℃),専用の気化器が必要となるが,本稿では割愛する。
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