症例検討 麻酔歴に問題がある患者のインフォームドコンセントと麻酔 1
硬膜穿刺後頭痛があった患者
真摯な態度で臨むことが大切:再発時の説明準備はしておきたい
野口 将
1
,
内野 博之
1
NOGUCHI, Masashi
1
,
UCHINO, Hiroyuki
1
1東京医科大学 麻酔科学講座
pp.802-803
発行日 2010年8月1日
Published Date 2010/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101005
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脊髄くも膜下麻酔や硬膜外麻酔の同意を得るときは,必ず硬膜穿刺後頭痛post-dural puncture headache(PDPH)のリスクを説明しておくことが重要。本症例のように,既往がある場合は,なおさら十分な説明と,もし再度PDPHが起きたときは,頭痛の原因検索や治療法の検討,予想される経過の説明など,真摯な態度で臨むことが大切であろう。
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