症例検討 麻酔歴に問題がある患者のインフォームドコンセントと麻酔 1
脊髄くも膜下麻酔の効きが悪かった患者
同じ轍は踏まぬように万全の準備を また,全身麻酔への切り替えも潔く
佐々木 順司
1
SASAKI, Junji
1
1駿河台日本大学病院 麻酔科
pp.804-806
発行日 2010年8月1日
Published Date 2010/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101006
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麻酔科医は,言ってみれば痛みの専門家である。本来,専門家ならこのようなことがあってはいけないのだが。しかし,時としてこのような症例に遭遇することがある。脊髄くも膜下麻酔の効きが悪いと,患者のみならず,術者にも大変な迷惑をかけることになる。前回の麻酔で効果が不十分であった本症例は,さて今回の手術に際し,どのようなインフォームドコンセントを行い,どのように麻酔計画を立案していくのがよいのだろうか。
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