文献の紹介と考察
死に臨む最後の時
伊津 フサ子
1
,
植山 むね子
2
,
鈴木 久子
3
1東京第一病院脳神経外科病棟
2順天堂医院消化器内科病棟
3順天堂医院小児科
pp.444-448
発行日 1974年4月1日
Published Date 1974/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916992
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患者が死んで行く時,患者はその死ぬ時を選ぶのだろうか.来世の予感がするのだろうか.この著者は,科学ではまだ解明できない何かが死んでいく時にはあると言う事を,信じている.
人の生命の終わる瞬間は,患者,看護婦それから家族にとっても,非常に心を動かされるものである.看護婦は,この様な状況に際して,少なくとも外見では,沈着で,能率的に振舞うべきでると言う事は,すでに知られてはいるけれど,しざその場に直面すると,看護婦は,深くそれにまきこまれてしまうのである.
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