徹底分析シリーズ 超音波ガイド下神経ブロック:基礎とブロックの実際
術後鎮痛としての末梢神経ブロック:腹部編
柴田 康之
1
,
小松 徹
1
Yasuyuki SHIBATA
1
,
Toru KOMATSU
1
1愛知医科大学医学部 麻酔科学講座
pp.1108-1113
発行日 2007年11月1日
Published Date 2007/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100503
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開腹術の術後鎮痛法には,硬膜外麻酔あるいは麻薬による自己調節鎮痛patient controlled analgesia(PCA)が選択される。しかし,それが禁忌であったり,術直後の体動時痛が抑えられないといった問題があった。しかし,超音波ガイド下で,末梢神経ブロック(TAP block)が行えるようになり,そうした問題が解決された。
本稿では,体性痛をコントロールするTAP blockと内臓痛をコントロールするオピオイドの使い方のポイントを紹介する。
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