徹底分析シリーズ 超音波ガイド下神経ブロック:基礎とブロックの実際
神経ブロックに必要な超音波の基礎知識と超音波解剖学
野村 岳志
1
Takeshi NOMURA
1
1島根大学医学部附属病院 集中治療部
pp.1066-1069
発行日 2007年11月1日
Published Date 2007/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100495
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経食道心エコー法の普及,またポータブル超音波診断装置の出現により,麻酔科・集中治療領域でも頻回に超音波に接する機会が増えている1~4)。超音波で心臓の動きや動静脈の位置を見る機会が増える反面,その基礎を学習する機会は少ない。しかし,超音波診断装置による組織の画像の作られ方,また超音波診断装置の画像のピットフォールはどういったところなのかを周知する必要がある。
本稿では,超音波ガイド下末梢神経ブロックを行ううえで必要と考えられる主要な超音波の基礎と,超音波により組織がどのように描出されるか(超音波解剖学)について述べる。
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