徹底分析シリーズ 心不全に挑む
慢性心不全の治療戦略:薬物治療
加藤 真帆人
1
Mahoto KATO
1
1Brigham and Women's Hospital, Harvard Medical School, Advanced Heart Failure Division
1Brigham and Women's Hospital,Harvard Medical School,Advanced Heart Failure Division
pp.1070-1075
発行日 2008年11月1日
Published Date 2008/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100474
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心不全の定義としてこれまで心臓の「ポンプとしての働き」が着目されてきた。しかし最近,「神経体液性因子の働き」に着目点が移ってきている。神経体液性因子を抑制する薬物により,心不全患者の症状および予後を改善しうることが,数々の大規模臨床試験により証明されてきた。
本稿では,2008年9月にESCから発表された心不全治療のガイドラインを中心に,慢性心不全の薬物療法について概説する。
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