特集 心不全クロニクル—患者の人生に寄り添いながら診る
総論:心不全のオーバービュー
【心不全とは何だろう?】
慢性心不全管理とは「線」を知って「点」に向き合うこと
加藤 真帆人
1
1日本大学医学部内科学系循環器内科学分野
pp.1044-1048
発行日 2015年6月10日
Published Date 2015/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223537
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ポイント
●β遮断薬やRAAS阻害薬の出現で「慢性心不全:chronic heart failure」という概念が生まれた.
●慢性心不全とは急性増悪という「発作」を伴う慢性疾患と考えるべきであり,「点」ではなく「線」で病態を捉えた治療が望ましい.
●慢性心不全を管理するうえで「stage」と「NYHA」は重要である.
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