症例検討 周術期のマイナーな,しかし,もしかしたら重大なトラブル
悪心・嘔吐:予防策の効果は患者の持つPONVのリスクに依存
荒木 和邦
1
,
中島 幹夫
1
Kazukuni ARAKI
1
,
Mikio NAKAJIMA
1
1佐賀大学医学部 麻酔・蘇生学
pp.68-70
発行日 2007年1月1日
Published Date 2007/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100250
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症例
7歳の男児。身長125cm,体重28.5kg。斜視に対して前後転術が行われた。セボフルランと亜酸化窒素を用いて緩徐導入を行い,気管挿管した。麻酔はセボフルラン,亜酸化窒素,酸素で維持した。術後回復室に入室して10分ほどしたところで,悪心を訴え,少量の嘔吐をした。
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