症例検討 周術期のマイナーな,しかし,もしかしたら重大なトラブル
低体温:シバリングの防止には何よりも保温が大切
野村 哲也
1
,
立川 茂樹
1
Tetsuya NOMURA
1
,
Shigeki TATEKAWA
1
1住友病院 麻酔科
pp.54-56
発行日 2007年1月1日
Published Date 2007/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100233
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症例
59歳の男性。身長172cm,体重65kg。閉塞性動脈硬化症に対して両側大腿動脈-膝窩動脈バイパスを硬膜外麻酔併用全身麻酔下に受けた。手術時間は4時間半であった。プロポフォールで麻酔導入後,プロポフォール持続静注で全身麻酔を維持した。硬膜外麻酔には1.0%ロピバカインを用いた。
術後回復室で血圧160/78mmHg,心拍数60bpm,体温35.4℃であった。手術直後,術後回復室で激しいシバリングが起きた。
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