別冊秋号 オピオイド
PART1 臨床編
9 オピオイドによる術後副作用の予防と治療—シバリング
甲田 賢一郎
1
,
北村 享之
1
1東邦大学医療センター佐倉病院 麻酔科
pp.55-60
発行日 2022年9月15日
Published Date 2022/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3104200291
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レミフェンタニルを用いる全身麻酔では術後シバリングを起こしやすい。シバリングは術後合併症のなかで軽視されがちであるが,時に重篤な病態を引き起こすため,予防に努めることが重要である。予防策を考えるうえで大切なことは,術後シバリングには体温調節性シバリングと非体温調節性シバリングの両者が関係していることを理解することである。
本稿では,これらのシバリングの機序とその予防策を中心に解説する。
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