症例検討 周術期のマイナーな,しかし,もしかしたら重大なトラブル
高体温:麻酔中の体温変化にかかわる因子・メカニズムを把握し,患児の状態に合わせた管理を
青山 和由
1
,
阪井 裕一
1
Kazuyoshi AOYAMA
1
,
Hirokazu SAKAI
1
1国立成育医療センター 手術・集中治療部
pp.58-62
発行日 2007年1月1日
Published Date 2007/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100234
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症例
4歳の男児。身長102cm,体重14.5kg。斜視に対して前後転術が行われた。チオペンタールで導入し,ベクロニウム1.5mgを用いて挿管した。挿管前に硫酸アトロピンを0.15mg静注した。術中,麻酔導入後の食道温は37.0℃であったが,麻酔導入40分後の食道温は38.1℃であった。血圧は80/46mmHg,心拍数115bpmであった。
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