徹底分析シリーズ 感染症を克服する:基礎編
感染症診断と抗菌薬療法の基礎
岩田 健太郎
1
Kentaro IWATA
1
1神戸大学大学院医学研究科 微生物感染症学講座感染治療学分野
pp.846-851
発行日 2008年9月1日
Published Date 2008/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100178
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
誰もが診断し,治療してよい感染症。しかし,その普遍性にもかかわらず,あるいはその普遍性が故に正しい診断,正しい治療を見ることはむしろまれになっている。熱が出ました,炎症マーカが高いです,だから抗生物質を使いました。どの抗生物質?いや,いつも使ってるやつ。日常的な感染症診療の光景であるが,本当にそれで正しいのだろうか。どこで,なぜ間違ってしまうのか。何をもって正しいと呼ぶのか。最も基本的な部分を見つめ直してみたい。
Copyright © 2008, "MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD." All rights reserved.