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ここが変わった!
●過去のスタンダード(2015〜2020年)
・単剤療法が中心:EGFR遺伝子変異陽性例には当初,第1・2世代EGFR-TKI(ゲフィチニブなど)が用いられていたが,その後,第3世代のオシメルチニブが標準治療となった.ALK融合遺伝子陽性例でも同様に,クリゾチニブから第2世代のアレクチニブへと第一選択薬が変遷した.
・標的の限定:治療対象となるドライバー遺伝子はEGFR,ALK,ROS1,BRAFなど少数に限られており,多くの希少フラクションは細胞傷害性抗癌薬による治療が行われていた.
・難治性変異への限界:EGFRエクソン20挿入変異やHER2変異などに対する有効な分子標的薬が存在せず,アンメットニーズが大きかった.
●現在のスタンダード(2025年)
・併用療法の台頭:EGFR変異陽性例に対し,オシメルチニブとプラチナ化学療法の併用(FLAURA2レジメン)や,第3世代TKIであるラゼルチニブとEGFR/METの二重特異性抗体であるアミバンタマブの併用(MARIPOSAレジメン)が,単剤療法を上回る無増悪生存期間,全生存期間の改善を示し推奨されるようになった.
・希少・難治性変異の克服:EGFRエクソン20挿入変異に対するアミバンタマブとプラチナ化学療法の併用療法や,HER2変異に対するトラスツズマブ・デルクステカン,KRAS G12Cに対するソトラシブなど,かつて「治療薬なし」とされた領域に標準治療が確立された.
・第3世代/次世代薬の優越性:ALK陽性例におけるロルラチニブや,RET,ROS1に対する新規阻害薬など,脳転移制御や長期予後改善を見据えた強力な薬剤が一次治療から推奨されるようになった.

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