寄書
X-宇宙因子と外国の一青年学徒の手紙
守山 英雄
1
1湘南衛生研究所
pp.259-261
発行日 1963年10月15日
Published Date 1963/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425906295
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私は本誌第13巻第1号の寄書欄に"生物および無生物両界に広い影響を与えるX-宇宙因子について"書いた。
私どもの周囲にあつて,その不思議な影響を生物にも無生物にも与えている未知の物理因子を私はX-因子と呼んでいる。その特徴は時と共にまた所と共に常に大きく変化していることである。私の研究によれば,それはある特殊な変化を起こした電磁波で,その多くは物すごく高いエネルギーを持つので,どんな厚い障壁でもつき破つて侵入してくる。そのため,温度や光や気圧などの既知の物理因子を厳重に一定にした環境の下でも,時間が異なり所が異なると,同一の生物や無生物が異なる状態になるのである。
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