Japanese
English
報告
ACTH及びCortisone acetate投與時における胸腺内好酸球について
On the Eosinophiles in the Thymus Following Administration of ACTH and Cortisone acetate
柴田 勝博
1,2
,
田所 作太郞
1,2
Katsuhiro SHIBATA
1,2
1群馬大學醫學部藥理學教室
2群馬大學醫學部内分泌研究所
1the Department of Pharmacology, School of Medicine, Gunma University
2the Department of Research Institute of Endocrinology, School of Medicine, Gunma University
pp.83-85
発行日 1953年10月15日
Published Date 1953/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905741
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ACTH,副腎皮質ホルモン投與或は各種stressor曝露後には,流血中リンパ球は著しく減少し,同時に胸腺リンパ結節,脾臟等の所謂リンパ樣組織が急性退縮を來すことは多くの研究者により確認されている。又上記諸條件下においては流血中の好酸球も明かに減少し,この現象はThorn's testとして副腎皮質機能檢査法に廣く應用されている。一方胸腺組織丙に好酸球が存在することは古くから知られているが,流血中の好酸球減少を來すような諸状件下における胸腺内の好酸球の状態について檢索した報告は少い。
私達は白鼠を用い,ACTH並びにCortisone acetate投與後の胸腺内好酸球につき檢索したので報告する。
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