綜説
AcetylationとCoA覺え書
關根 隆光
1,2
1順天堂大學
2東京大學醫學部生化學教室
pp.259-268
発行日 1952年6月15日
Published Date 1952/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905655
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筆者は神經の興奮傳導のChemismusに興味を持ち,特にAcetylcholine(Ach)の分解合成に注目(1,2)してゐたのであるか,偶々その合成機構にAcetylation coenzyme(CoA)が介入してゐるので,以前から文献を集めては覺え書風のものを書留めてゐた。生化學の方々にとつては決して目新しいものではないが,この方面に興味を持たれる藥理・生理の方々の御參考までにと,敢へて筆を執つた次第である。解り易く筋を通さうとした爲,相當重要な文献まで除いたので,所謂總説ではないことを始めにお斷りして置く。又當然取上ぐべき文献を見逃してゐることゝ思ふので,諸先輩の率直な御批判を賜り度いと思ひます。
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