Japanese
English
特集 受精機構をめぐつて
総説
ヒト卵子の発生と成熟動態
The development and maturation of the human oocyte
鈴木 秋悦
1
,
関 賢一
1
,
伊藤 武夫
1
,
大山 俊雄
1
,
東条 竜太郎
1
,
小林 善宗
1
,
浜田 光磨
1
,
依田 和彦
1
,
藤原 達司
2
Shuetsu Suzuki
1
,
Ken-ichi Seki
1
,
Takeo Ito
1
,
Toshio Ohyama
1
,
Ryutaro Tohjoh
1
,
Yoshimune Kobayashi
1
,
Mitsuma Hamada
1
,
Kazuhiko Yoda
1
,
Tatsushi Fujiwara
2
1慶応義塾大学医学部産婦人科学教室
2慶応義塾大学電子顕微鏡研究室
pp.310-322
発行日 1975年8月15日
Published Date 1975/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425903069
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はじめに
生殖細胞の発生は個体発生の起点として,ライフ・サイエンスに関する研究上でも,重要な位置を占めていることに異論はないと思われるが,この領域の学問は,研究方法の難しさから,最近の医学・生物学の進歩の陰にあつて,なお,古典的生物学の域に低迷してきていたということができる。
しかし,近年,生殖に関するメカニズムの問題が,生殖生物生理学(Reproductive Biobgy and Physiology)として脚光を浴びるに至り,多数の国際シンポジウムなども開催され,さらにHadek1),Zamboni2),Suzuki3らのモノグラフも出され,わが国においても第36回日本医学会シンポジウム4)のテーマとして"初期発生"がとりあげられた。
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