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特集 注目の実験モデル動物
Gracile axonal dystrophy(GAD)マウスの病理と遺伝
Gracile axonal dystrophy (GAD) mouse : its pathology and genetics
山崎 一斗
1
,
小田 健一郎
2
,
菊池 建機
2
Kazuto Yamazaki
1
,
Kenichiro Oda
2
,
Tateki Kikuchi
2
1エーザイ株式会社筑波研究所実験動物研究センター
2国立精神・神経センター神経研究所
pp.545-548
発行日 1990年12月15日
Published Date 1990/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900143
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名古屋大学農学部畜産学科では,3年次になると家畜育種学実習でマウスの毛色遺伝子に関する交配実験を行う。CBA/NgaとRFM/Ngaの2系統を交配するのだが,そのF2世代に後肢を引きずって歩行する3匹の異常マウスが1984年1月に見つかった。この学生実習中の発見がGADマウスの研究の発端である。本総説では,現在までに明らかとなった知見について,主に病理と遺伝を中心に述べてみたい。
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