増大特集 革新脳と関連プロジェクトから見えてきた新しい脳科学
Ⅲ.ヒト疾患研究
b)神経変性疾患
iPS細胞を用いたアルツハイマー病の病態解析
渡部 博貴
1
Watanabe Hirotaka
1
1慶應義塾大学医学部生理学教室
キーワード:
人工多能性幹細胞
,
iPS細胞
,
脳オルガノイド
,
アミロイドβ
,
Aβ
,
プレセニリン
,
PS
,
アポリポタンパク質E
,
APOE
Keyword:
人工多能性幹細胞
,
iPS細胞
,
脳オルガノイド
,
アミロイドβ
,
Aβ
,
プレセニリン
,
PS
,
アポリポタンパク質E
,
APOE
pp.492-493
発行日 2022年10月15日
Published Date 2022/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201599
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ヒト体細胞に初期化遺伝子を導入し,あらゆる細胞へ分化可能な人工多能性幹(iPS)細胞を作出する技術によって,これまで不可能であったヒト中枢神経系の細胞生物学的機能をディッシュ上で解析することが可能となった。iPS細胞から誘導したヒト神経系細胞は,これまでの種差による問題を克服できるモデルとして期待されている。本稿では,iPS細胞から誘導されたヒト中枢神経系細胞を用いたアルツハイマー病モデルの現状を概説する。
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