増大特集 革新脳と関連プロジェクトから見えてきた新しい脳科学
Ⅰ.霊長類脳科学
a)遺伝子改変技術および関連技術を用いたマーモセットの脳科学・疾患研究
マーモセット脳におけるin vivoゲノム編集
吉田 哲
1,2
,
岡野 栄之
1,2
Yoshida Tetsu
1,2
,
Okano Hideyuki
1,2
1慶應義塾大学医学部生理学教室
2理化学研究所脳神経科学研究センターマーモセット神経構造研究チーム
キーワード:
in vivoゲノム編集
,
遺伝子ノックイン
,
HITI
,
homology-independent target integration
,
tet-offシステム
,
アデノ随伴ウイルスベクター
,
AAVベクター
Keyword:
in vivoゲノム編集
,
遺伝子ノックイン
,
HITI
,
homology-independent target integration
,
tet-offシステム
,
アデノ随伴ウイルスベクター
,
AAVベクター
pp.402-403
発行日 2022年10月15日
Published Date 2022/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201554
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小型霊長類であるマーモセットを使った脳神経科学研究において,特定のサブタイプのニューロンのラベルを可能にするなど,受精卵遺伝子ノックインは非常に有用な技術である。しかし,受精卵遺伝子ノックイン・マーモセットの作製は困難であり,作製したという報告はまだなされていない。そこで,筆者らは既に生まれているマーモセットの脳にin vivoゲノム編集技術を用いて,直接遺伝子ノックインを行う系の開発を行っている。
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