Japanese
English
特集 形態形成の統合的理解
Ⅰ.形態の要素をつくるしくみ
細胞とオルガネラのサイズ決定のしくみ
Scaling mechanisms of cell and organelle size
原 裕貴
1
,
山本 一男
2
Hara Yuki
1
,
Yamamoto Kazuo
2
1山口大学大学院創成科学研究科
2長崎大学医学部共同利用研究センター
キーワード:
細胞サイズ
,
オルガネラサイズ
,
核
,
細胞内分子濃度
Keyword:
細胞サイズ
,
オルガネラサイズ
,
核
,
細胞内分子濃度
pp.287-290
発行日 2022年8月15日
Published Date 2022/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201522
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多細胞生物は,様々な大きさ(サイズ)の細胞により構成される。また,細胞内部の機能を担うオルガネラのサイズも多様である。生物は,発生・分化や環境の変化に応じて細胞やオルガネラのサイズを適切に制御することで,生理的機能を調節する。では,生物は適切なサイズをどうやって知るのだろうか。本稿では,生物が細胞とオルガネラのサイズを適切に制御するしくみとその生理的意義について,最新の研究成果も交えながら考察したい。
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