特集 次世代生物学の扉を開く 1細胞解析法
1細胞ソーティング 末梢循環がん細胞(CTC)の検出分離
安田 賢二
1
1東京医科歯科大学生体材料工学研究所
キーワード:
生物学的マーカー
,
フローサイトメトリー
,
抗原抗体反応
,
細胞分離
,
腫瘍
,
流血中腫瘍細胞
,
Telomerase
,
細胞サイズ
,
マイクロフルイディック分析技術
,
単一細胞解析
,
Epithelial Cell Adhesion Molecule
Keyword:
Epithelial Cell Adhesion Molecule
,
Antigen-Antibody Reactions
,
Cell Separation
,
Flow Cytometry
,
Neoplastic Cells, Circulating
,
Neoplasms
,
Biomarkers
,
Telomerase
,
Microfluidic Analytical Techniques
,
Cell Size
,
Single-Cell Analysis
pp.237-243
発行日 2015年2月22日
Published Date 2015/2/22
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
細胞を1細胞レベルで識別して分離精製する技術は,「1細胞」から生命システムを理解するうえで重要な手段である.特に近年,がん患者の末梢血から発見され,転移がんの原因と考えられている末梢循環がん細胞(CTC)の研究において,血中での濃度が非常に低いCTCを検出するための1細胞ソーティング技術が注目されている.本稿では,すでに50種類を超える手法が開発されている最先端のCTC検出分離技術の概要の紹介を通じ,1細胞ソーティング技術の現状と今後の展開の可能性について議論をさせていただく.
Copyright © 2015, Gakken Medical Shujunsha Co., Ltd. All rights reserved.